敏感肌は皮膚科で診療可能かどうか?

敏感肌の特徴

敏感肌をなんとかしたいと、思っている方は多いでしょう。
ほんの些細な刺激で肌が荒れては、たまったものではありません。
しかし実は医学的に見て、「敏感肌」という症状は定義されていません。
一般的には、メイクや洗顔をした後にチクチクした痛みやつっぱり感が出てくる肌を「敏感肌」と呼んでいます。
乾燥肌になると、体調の変化・ストレス・冷暖房・花粉などに反応して、肌荒れを引き起こしてしまいます。
肌荒れを防ぐためにスキンケア製品で肌を整えても、スキンケア製品が元で肌荒れになる恐れもあります。

敏感肌の原因は?

敏感肌になる原因は、保湿機能の低下です。
肌には元々保湿機能が備わっており、乾燥地帯に身を置いても干からびることはありません。
肌の下には「角質」と呼ばれるブロックが、積み重なっています。
「セラミド」と呼ばれる物質が角質と角質をつなぎ合わせて、ブロック塀を築き上げています。
築き上げたブロック塀により肌の水分が守られているため、多少のことではカラカラに乾かないようになっています。
しかし何らかの理由でブロック塀が崩れてしまうと、中にある水分が逃げてしまいます。
同時にアレルギー物質や細菌が侵入してしまい、敏感肌になる訳です。

敏感肌の診療

敏感肌の症状は、皮膚科の診療で解決できます。
「病気ではないから無理では」と、思われるでしょう。
でも「肌の状態がよくない」のは事実なので、皮膚科でも敏感肌を診てもらうことは可能です。
診療内容は敏感肌の症状によって変わるので一概には言えませんが、肌の状態をチェックすることは、共通しているはずです。
また医師からスキンケアに関するアドバイスがあるかとおもうので、しっかり聞いておきましょう。

敏感肌の治療方法

敏感肌の治療方法は色々ありますが、敏感肌そのものを治療する方法としては「イオン導入」があります。
イオン導入は微弱な電気を流し、ビタミンCなどの成分を肌の奥へ浸透させます。
保険外治療となっているためお金はかかりますが、敏感肌に悩んでいるのなら検討しても損はないでしょう。

敏感肌におすすめの皮膚科

敏感肌で皮膚科に通う場合、カウンセリングがしっかりしている所がおすすめです。
病院によっては1時間近くカウンセリング時間を設けており、患者と徹底的に向き合っている所もあります。
カウンセリングでは、肌の状態や普段の生活について事細かく聞かれるかとおもいます。
一見すると敏感肌と全く関係がない質問も来るでしょうが、治療を進める上で、重用な質問である可能性もあります。
カウンセリングで医師の話をしっかりと聞き、敏感肌から卒業しましょう。